就職難の原因1

BSフジの「コンパス」という番組でこの議題について議論がなされていた。

私は見逃してしまったので、多くの人のツイートを手がかりに番組内容を推測するに留まった・・・。分かっている範囲で内容を述べると、「学生の安定志向」や「グローバル化」について語られていたらしい。それらについて話して、誰か何か身のある解決策は提示できたのだろうか。あまり想像できない。
なお、番組の公式サイトで様々な分野の有識者が「学生たちにとって、希望の会社に就職するために必要な事とは何でしょうか」などの質問に答えている。就活について自分の意見を述べる人はまだまだ少ないので、そういう意味では様々な人の意見を目にすることが出来て面白かった。しかし個人的には、穿った見方かもしれないが、どうも全体的に学生に「上から目線」のアドバイスをするだけで、大した意見は無かったと思う。
そもそも、「学生たちにとって、希望の会社に就職するために必要な事とは何でしょうか」という質問が定立される背景には、「就職難の原因は『学生のスキル不足』、『学生の考えの甘さ』にある!」という社会人の意識が前提にあるように感じられる。実際にこのような前提に立つ有識者として、ジョブウェブの佐藤孝治さんが挙げられる。そして佐藤さんによると、新卒者に求める素質は「自分でものを考えられる力(自律性)」だという。佐藤さんの主張を支える根拠としては、就活生のマニュアル依存を問題視する風潮が挙げられるかもしれない。「企業は、マニュアルに頼らず自分の頭でものを考えられる人を求めているのに!」という想いがあるからこそ、マニュアル依存への批判がなされると思うので(ちなみに大前研一さん、柳井正さん著の「この国を出よ!」では大前さんが「30代後半のビジネスマンに今まで何を頼りに仕事をしてきたのかと尋ねると、大概『上司に言われたことをやってきた』という答えが返ってきます」と言っている。あれ・・・?笑)。
以上より、各就活生が「自分の頭でものを考える姿勢」を培えば、相性もあるだろうが最終的にどこかしらの企業に就職することができる。そして、ひいては就職難も解決される。めでたし、めでたし・・・となりそうなのだが(笑)、それで良いのか。正直「企業が自分の頭でものを考えられる人材を求めている」という前提からして、少し怪しい気がする。
例えば、「面接官は1日に多くの人材を見ているわけで、絶対に集中力を切らしている。それなのに、個々の応募者が『自分の頭でものを考えられる人材か否か』をきちんと精査しているのか。正直、胡散臭すぎる」という反証が考えられる。特に採用担当者ではなく、普段は営業職などを務めている面接官なんかは「自分の頭でものを考えられる」かよりも「なんとなく部下にしたいか」を重視して選考の合否を決めている可能性があるとはいえないか。

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